- 2013-02-04 (月) 7:00
- SEO
この記事の所要時間: 約 4分7秒
もう、1年くらい前のことですが、Webサイトをリニューアルした際に、ユニークなコンテンツにも関わらず、重複コンテンツとして見なされ、ある一定の階層とキーワードにて検索順位が著しく低下したことがありました。
地域名とキーワードの掛け合わせにて作成されたページが中心のサイトで、トップ階層や末端の階層、その間の階層は、重複コンテンツとして見なされてはいませんでしたが、見事にある特定の階層だけ重複コンテンツとしてペナルティ判定されてしまいました。
実際に検索導線やコンテンツへの入口などがある階層で、検索結果に表示されなくなってしまうのは、Webサイトにおいて大きな損失に繋がる可能性が高かったため、重複コンテンツではないユニークなコンテンツとして見られるように対策を行いました。
対応策:ユニークなテキストを増やす
珍しくもなんともない施策で、以前からさんざん叫ばれているようなことではありますが、テキストを増やすことしか具体的な施策は行いませんでした。なぜかというと、重複コンテンツとして見なされてしまったテンプレートページを、重複コンテンツとならなかった他のテンプレートページと比べたところ、画像が他のテンプレート別ページより多いという特徴をすぐに見つけることができたからです。
当然のことながら、重複コンテンツとして見なされてしまった各ページのは画像はそれぞれ別の画像が入っており、画像のalt属性やtitle属性も各ページごとに設定をしておりました。
それでも、そのページ特有のキーワードが少なかったためか、重複コンテンツ扱いを受けてしまったように見られました。
そこで、そのページしか取り扱わないようなテキストやキーワードを、各テンプレートページに追加することで重複コンテンツペナルティが解除されないか考え、実際に施策を行ったところ重複コンテンツとして扱われないようになりました。
重複コンテンツペナルティ発生から解除までの経緯
重複コンテンツとしてペナルティ判定されてしまった日から、対策を行いペナルティ判定が解除された経緯を下記に一例として、ご紹介させていただきます。





上記以外にも重複コンテンツとして見なされたページは複数ありました。これらのページでは、それぞれ同時に重複コンテンツがペナルティが解除されたわけではなく、随時検索順位が復活した形になります。
テキスト追加でよく考えがちなこと
今回は各テンプレートページにしか存在しないテキスト(そのコンテンツ内にあるべきと思われるテキスト)を追加することで対応することができましたが、テキスト追加と聞くとよくあがる疑問点があるのではないかと思います。
・キーワードは何%になるようにしたのか。
・全体で何文字以上になるようにしたのか。
今回の実例でいえば、上記二点のことは一切無視して対応しました。無視というか、最初からそんなこと考えていなかったというのが正確かもしれません。あくまでも今回追加したテキストは、そのページが特有のユニークなコンテンツとしてみなされるようなテキストであり、そのページを自然検索結果の上位に表示させたいキーワードですら、あまり含まれていない形の対応策となりました。
テキスト追加する上で優先的に考えたこと
テキストを追加する上で、優先的に考えたことが3点あります。
・どこかから引っ張ってきたテキストではないこと。
・そのページが何のページなのかを明確に記載したこと。
・実際にお客様にとって、役に立つ情報であること。
以上の条件を満たすようにテキストを追加しました。
ときどき、Wikipediaなどの他サイトのテキストをそのまま記載しているコンテンツを見かけますが、ユニークなものにならないためその手段はとりませんでした。また、該当のコンテンツがどのようなコンテンツで何をすることができるのかをページ内に記載することで、自然と対象となるキーワードを増やすことにしました。そして、上記の説明文含め、それ以外のテキストにおいても読んだときに役に立ち、次の行動を起こすことができるように気をつけて文章を作成いたしました。
一概に正しいとは言い切れない対処法でもあること
今回は、テキストを追加することで重複コンテンツのペナルティを解除することができましたが、たまたま解除することができたという可能性も十二分にあるかと思います。もしかしたら、テンプレートページのデザインそのものを見直す必要がでてくる可能性もありますし、サイトの構成自体を変えなくてはいけない可能性もあるかもしれません。いえ、あるでしょう。
今回の事例は、テキストを追加することで重複コンテンツのペナルティが解除することもあるよ、という一例として参考にしていただければ幸いです。