ファーストビューの効果の差をGoogle Analyticsで確認する方法

ファーストビューの効果の差をGoogle Analyticsで確認する方法






サイトをリニューアルする時、ページを修正する時
どうしても気になってしまうのが着地ページ、
ランディングページになるかと思います

このページに着地した時に
どのくらいの人が直帰してしまって
どのくらいの人が成果につながっているのだろうか




ページごとの細かい解析ではないのですが、
サイト全体の成果をまるごとざっくりと
Google Analyticsにて画面の解像度を利用することで
確認することができます



画面の解像度とは？


解像度とは、利用端末のディスプレイの大きさにつながります


運営しているサイトが解像度指定で作成されている時に
ユーザのPCの表示領域である解像度によって
検索ないし、リスティング広告で流入した
ランディングページのファーストページビューは大きく異なる可能性があります

ファーストページビュー以外でも
サイトの横の長さがユーザPCの解像度より大きいとき
ブラウザ上に横スクロールが表示されてしまい
サイト全体のユーザビリティも大きく落としてしまいかねません
サイトの縦の長さは、ファーストビューに直結します



Google Analyticsで画面の解像度の確認方法


レフターナビゲーションの「ユーザー」タブから「PC環境」をひらき
「画面の解像度」を選択します





初期表示画面では画面の解像度別セッションを確認することができます
どのディスプレイの種類のユーザが多いかということです







サイトの横幅は、1280と1024を押さえておけば大部分をフォローできます
1280以上がチラホラでているのが今後の懸念材料になります
8番目は、大きさからしてスマートフォンかな？と予測できます



次にテーブルの上にあるタブを
「利用状況」から「目標セット1」に切り替えます
Google AnalyticsにてCV設定をしていれば、こちらのタブで切り替えることができます





1024×768と1024×600の差がありすぎます…
CSVでエクスポートし、横幅1024で縦幅を降順などにて並び変えて
直帰率の確認してみるとおもしろい結果がでました
解像度の差がCVRにもでているようです

さきほどのスマートフォンとおもわれる解像度もあまりCVRとしてはよくないです
現況では、スマートフォンむけにサイトを最適化していないので
当然といえば当然の結果です



次に右上の「表示」メニューにて
「割合」から「比較」に変更し、２つの指標を比較してみます

今回は、ファーストビューを確認したかったので
(セッション)×(直帰率)にて比較してみます





直帰率の欄には、サイトの平均として比較した数値が棒グラフとして可視化されます
緑の面積が大きいほど、サイトの平均の直帰率より低く
赤の面積が大きいほど、サイトの平均の直帰率より高いと捉えることができます

アドバンスセグメントにて
上の(セッション)×(直帰率)との比較は、「新規セッション」のみを
下の(セッション)×(直帰率)との比較は、「リピートセッション」のみを
セグメントわけしてみました





一番CVRがよかった1280×800のセッションが
新規セッションと2回目以降のセッションにて直帰率に差があります


次に、検索エンジンごとのセグメント分けで
「Yahoo」と「Google」から流入したセッションから
それぞれの検索エンジンを使用しているユーザ傾向の差もみてみます


こちらはYahoo!






こちらはGoogle






セッションも多く、CVRも高い1280×1024の
画面の解像度を使用しているユーザに差がでました
ここに、YahooとGoogleを使用しているユーザの差があるのかもしれませんね



などなど、比較する指標だけでも画面の解像度ごとに大きく差がありますし
アドバンスセグメントにてユーザのセグメント分けをすることで
さらに画面の解像度ごとの差を確認することができます


サイトリニューアルやページ修正をする際に
ランディングページ最適化の１つとして参考にしてみてはいかがでしょうか