- 2012-08-06 (月) 7:00
- Google | Google analytics
この記事の所要時間: 約 3分16秒
GAのリアルタイムレポートがセグメントわけ可能になっていました
Googleアナリティクスには、現在のアクセス状況を
リアルタイムに把握することができるリアルタイムレポートがあります。
普段はあまり使わない機能ですが、運用部隊での業務に時間的な波があったので、
改めてリアルタイムレポートを確認してみました。
すると、リリース当初に比べて機能が追加されていた(今まで気づいていなかっただけかも)ようなのでポストしました。
(2012年8月6日加筆修正)
いただいた情報によりますと、以前から付与されていた機能のようです。
衣袋さん、ご情報ありがとうございました。
セグメント可能に
セグメントというとアドバンスセグメントのようで語弊が生まれてしまうかもしれませんが、通常メニューで用意されている、地域、トラフィックの項目を組み合わせてセグメントわけすることができるようになっていました。
地域
Googleアナリティクスでの地域に含まれている項目から選択して確認することができます。例えば、地域から渋谷だけを選択することができます。

できれば、都道府県ごとの階層からドリルダウンできるようになるとうれしいところ…
トラフィック
トラフィックから自然検索、Referer、CPC、Directなど流入元を確認することができます。例えば、トラフィックからCPCだけ

Google(Adwordsの検索連動広告)であれば、キーワードも確認することができます。

Overtureと表記されているのは、Yahooリスティング広告からの流入を判別するために
URLにパラメーターを付与しており、過去の名残でOvertureと表記されております。
キーワードが取得されていない、GoogleとAdwordsが気になるところです。
流入数を見る限り、リマーケティングやコンテンツターゲットなどの
Adwordsのディスプレイネットワーク広告だと思われますが、
セカンダリディメンションなどで、ドリルダウンすることができないので未確認になります。
リアルタイムレポートは、プロファイルのフィルター制限がかかっていないので、
プロファイルでリスティング広告、自然検索とわけている方は、この方法を用いることで
リアルタイムレポートでもセグメントわけした数値が見えるようになりますね。
コンテンツ
コンテンツで、URLに指定の文字列を含むものを抽出することができます。この例だと、検索をはじめた階層からを抽出してみました。

正規表現は使えないみたいです…
URLの文字列からも切り出すことで、ある程度大規模なサイトでも、
特定のカテゴリや階層のみをリアルタイムで数値を追い続けるということもできそうです。
掛け合わせることも
上記の指標を掛け合わせて、抽出することもできました。例えば、特定の地域で、特定の参照元から流入してきたユーザーをリアルタイムに確認することができます。
AdwordsないしYahooリスティング広告でのCPCを利用した
地域が渋谷のユーザーを抽出してみました。

使い方としては、リスティング広告で新しく地域を指定した広告をした際に、
正しく配信されているか、意図したキーワードで流入しているか、などを確認することができるのではないかと思います。
標準で用意されているレポート機能のデフォルトのセグメント機能や
アドバンスセグメントに比べると、リアルタイムレポートのセグメントわけは少ないですが、
広告プロモーションでの配信状況の確認やページ追加や改修を中心とした実装後の現状確認をリアルタイムで確認したい時は、とても重宝するのではないでしょうか。