- 2011-02-14 (月) 9:00
- EFO
この記事の所要時間: 約 1分56秒
ささいなことからはじめるフォーム最適化
過去におこなった施策の1つのご紹介にもなるのですが
入力フォームを修正したことによりCV率が改善したことがあります。
ちまたでは、EFO(Entry Form Optimization)と略されて
改善するためのツールなどがありますが
ささいなデザインの変更から改善できることもあります。
以前に施策したあるサイトでは
段階をふんで改善したのですが、第一段階目として
以下の方法にてフォーム最適化を計ってみました。
※他サイトで施策しても効果がよいとは限りませんので
もし、施策を行う際は自己判断にてお願い致します。
項目をそろえる
そうですね、誰しも小学生の頃にやったことがある
体育館での前ならえ。ピッ、ピッ!
項目をそろえてみました。

ざっとですが上記のようだったフォームでした。
まるで、先生のいうことを聞いてくれない子供たちが
列をみだしているかのようで、なにか雑然なものを感じとってしまいます。
よいことではありません。
仮説としては、このような入力項目の場合ではページが開いた際に、
ユーザが目線を左から右へと移動して見なくては確認しずらいと思われました。
なので、入力しなければいけない項目を上から下へと目線を下げることで、
確認しやすくするために入力フォームの項目をそろえてみました。
前ならえ、ピッ、ピッ!

このように。
改善結果は、
フォームからサンクスページに遷移したセッションが、約2%増
フォームでの滞在時間が15秒近く削減
フォームでの離脱率が、1%縮小と
改善に成功することができました。
フォームは、サイトの目標としているゴールの成果に直結しますし
データベースの絡みなどもあるので
修正には慎重なることが多いかと思われます。
リスティング広告やSEOにて施策している検証期間中に
フォーム改善を行うと効果検証がややこしくなる場合があるので
他の施策をやりつくした際などに、
このようなささいなデザイン変更だけの
フォーム最適化も時にはよいかもしれません。
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