- 2011-08-25 (木) 19:05
- _gaTracker
_gaTrackerの第2回ミーティングに参加いたしました
第1回にひきつづき、第2回にもお呼びいただきましたので
参加させていただきました。
第1回目のレポートはこちらから
_gaTrackerの第1回ミーティングに参加いたしました
_gaTrackerとは、Googleアナリティクスのユーザーミーティングのことで
以下を参照くださいませ。
_gaTrackerについて
名称
_gaTracker
読み:「ジーエートラッカー」
what is
Google Analytics contributors group in Japan.
Googleアナリティクス周辺の情報発信とサポートを積極的に行っている人たちによる、意見交換を目的としたグループ。任意団体。一般的な「ユーザー会」ではなく、一方で「選ばれし人がコソコソ話し合う会」でもなく、公式のユーザーグループやフォーラムでもない。
目的
Web上で積極的にGoogleアナリティクス周辺の情報発信とサポートを行っている人(コントリビューター)とベンダー側との意見交換の場として。
コントリビューター(contributor)とは
フォーラムやブログなどで、Googleアナリティクス周辺の正しい情報発信やサポートを、ボランティアベースで積極的に行っている人。
活動
意見交換の場としてのミーティングの開催
参加者のプレゼンテーションによる活用事例や情報の共有
共有内容を、それぞれのコントリビュート活動に生かす
運営メンバー
いちしま泰樹(Cinci) 幹事
木田和廣(株式会社マキシマイズ)
協力:グーグル株式会社
メッセージ
Please don’t throw tomatoes.
備考
_gaTrackerは任意団体であり、グーグル株式会社が提供するGoogleアナリティクスの公式のユーザーグループ、フォーラムなどではありません。
前回、反省点であったデジカメをもちこみ写真をとりましたが
カメラの性能か自分の腕が悪いようで、
あまりうまくは撮れてませんが画像と
各スピーカーの方々が発表していただいた内容のさわりと
自分にて感じた内容を含め、まとめさせていただきました。
共有させていただければと思います。
名古屋のアクセス解析事情
運営堂 森野様

運営堂の森野様が名古屋からお越しいただきました!
東海地方ではどのくらいGoogleアナリティクスが使われているか?
Googleアナリティクスのどの機能が使われているか?
上記を対象に、名古屋(30人中28人)を中心に調査結果を発表していただきました。
調査結果の中で以下が印象的でした。
・アナリストが3名いたのが意外
・サイトの課題抽出、改善提案、SEOの効果測定などに使っているとのこと
・アドバンスセグメント、カスタムレポート、アドバンスフィルタも使っている
・トラッキングをカスタマイズしていない人が半数
・情報源はGoogleアナリティクスヘルプが多い
調査によって見えてきたことは、
さわっていじるまでは使うけどカスタムしていない。
理解して使用しているかは疑問。
今後にむけては仕様の浸透、目的に応じた活用方法、
改善提案ができるような事例の紹介。
わたくしもWeb制作会社としての一面から、クライアント様のサイトを制作させていただく際に
クライアント様とお話をつめさせていただいた上で、Googleアナリティクスを設置をするのですが
やはり上記と同じような印象はいなめないかなと思いました。
よっぽど普段から密にやり取りさせていただいているクライアント様の担当者さんですと
サイト改善のサービスの一部として、Googleアナリティクスを使用しての改善提案を行いますが
他のクライアント様やスタッフでは、どうかとなると温度差は確かにあると思います。
Web解析ではお金をとりづらいという側面があるのかもしれないですが
名古屋含め、全国で同じような感じなのかもしれません。
今後に向けての活動に頭が下がる思いです。
森野様のプレゼン内容が公開されておりました。
好んで使う、GoogleAnalyticsのこんな機能
ススムカタチ 飯田様

ススムカタチ情報設計室の運営者でもある飯田様が北海道よりお越しいただきました。
たびたびblog拝見させていただいてます、お世話になります!
名古屋のアクセス解析事情の流れで、あまり盛んではない北海道のアクセス解析事情のお話からスタート。
その後、GAの8つのオススメ機能をご紹介していただきました。
・イベントトラッキングが便利
・旧Googleアナリティクスの比較グラフが便利
・活躍しているページを探すなら$インデックスが便利
・旧GoogleアナリティクスのPDFのエクスポート
・詳細に深堀したいならピボットテーブルが便利
・新Googleアナリティクスのモーショングラフは紙でだす時はトレールして分布をあらわす
・アノテーションで日付ごとのメモを一覧表示できるのは新Googleアナリティクスだけ
・カスタム変数を使ってユーザ行動を分析する
詳しくはアップしていただけましたらスライドを参考にしていただくの方がよいかもしれません。
新と旧を巧みに使い分けながら(?)、Googleアナリティクスの活用事例をご紹介していただきました。
本当にGoogleアナリティクスを使い倒されているなという印象で
飯田様のお客様は、どんなレポートをみているのだろうと思ったのと同時に
うらやましく思いました。
そういえば、Googleアナリティクスの使い方の書籍は数多くありますが
Googleアナリティクス使用したお客さんを説得させるレポートの作り方っていう
本やblogってあまり見かけないですよね。探せていないだけでしょうか?
飯田様のプレゼン内容が公開されておりました。
Google Analytics活用の現場から
株式会社キャリアデザインセンター 四角様

黄色やピンク色の転職サイトでWebマーケ担当の四角様がスピーカー
事業会社の施策のひとこまとして
Googleアナリティクスをどのように使用しているかのご紹介で、
主な内容はSEOの効果測定でした。
検索順位の意味は?という観点から流入数との相関関係。
濃いユーザ=転職希望者と想定して、
ブランドワードとの掛け合わせを探す。
特定のキーワードではなく、フィルタをかけ全体のかたまりでの経過、
何種類のキーワードで流入してきているか
など、恐れ多くも私と非常にGoogleアナリティクスの使い方が似ておりました。
特にキーワードの種類の計測やキーワードのフィルタリングはよく見るかなと思いました。
違う交流会ではありますがインハウスSEOの会でお会いした方に
Googleアナリティクスをどのように活用しているか聞いてみようかと思いました。
四角様のプレゼン内容が公開されておりました。
GoogleAnalyticsを用いた
ECサイトにおけるトライアルキットの本商品購入率に関するデータ即提案
中島様

トライアルキットという商品特性上、
無料サンプルの請求から本商品という購買の流れにおいて
Googleアナリティクスをどのように活用しているかのご紹介でした。
無料サンプルの請求から本商品の購入に、どれくらいつながっているのか
無料サンプルを請求したユーザ-の何%が購入につながっているのか
そして購買した商品はどの商品なのか
購入までの日数はどれくらいかかったか
などを、GoogleアナリティクスのEC機能とカスタム変数を利用し計測されておりました。
さらに
どの流入元からが購入率が高いか
フォローメールの影響(購入、接触、内容の違い)の計測など取り組まれているようです。
私自身では、EC機能やカスタム変数を積極的に使用はしていないので、
頭ではなんとなくわかっているけど、どうやって活用していけばいいのかを理解していなかったので、
新しい世界が見れたと同時に他の活用方法の参考にできればと思います。
タグ管理のススメ
清水様

スピーカーは、実践CMS*IAの清水様
アクセス解析などのタグでサイトは
タグだらけになってきてしまっているという現状からスタート。
タグの方式がバラバラで、挿入箇所や動作に差があることで
タグの管理が破綻しカオス状態になってしまう恐れがあり
結果としてサイト運用、改善のパフォーマンスが落ちてしまう。
どこで誰が使っていたタグなのか、
オーナーは誰か、
解析での共通機能の集約など、簡素化可能な箇所は簡素化をしたい。
そこで、タグ専用のCMSを用いて一元管理の運用の提案。
現状のタグ管理CMSは有料のものが多く普及していないため、
清水様が無料のタグ管理CMSを作成してしまったというのが凄い!
ちょっと試験的に導入してみようかと思います。
清水様が作成したulTracker(ウルトラッカーw)はこちらから
解析などの各種タグを一元管理できるJSライブラリ「ulTracker」
「解析が好きなのは、がんばっている人の成果が見えるようになって認められるから」
ちょっとこのコメントがかっこよすぎて痺れました。
清水様のプレゼン内容が公開されておりました。
Google Analyticsに関して
Google 大内様
Google Analyticsに関して
内容の大部分が先日変更されたセッション定義の変更と
スマートフォンアプリの解析のお話でした。
詳しくは下記から。
アナリティクス 日本版 公式ブログ: Google アナリティクスのセッションの定義変更について
新しい Google アナリティクスのご紹介:あなたのサイト スマートフォンのアクセスは?
Googleアナリティクスの裏話から参加者の質問など非常に濃い話でした。
公表してもよいかわからない内容でしたので割愛いたします。
大事なのは、Googleはどんな要望も見てはいるし耳を傾けている。
なので、つたない英語でも要望はちゃんと送ること。
まとめ
1回目と同様に非常に濃い内容でした。
前回終了後、各スピーカー様がスライドをアップされていたので
今回もアップされるだろうという思い込みからメモは最小限にしたせいか、
まとめが少し薄い内容となってしまいました。
詳しくはアップしていただいたスライドをご確認いただければと思います。
発表の後の歓談中でも、おもしろいお話がとてもきけました。
特にあるメディアの活用方法と設計、今後のマネタイズの仕組みなど、
ここだけでもお金が払えてしまう内容で色々イマジネーションが膨らみました。
リマーケティングって、そういう使い方してOKなんですね…。
今回で強く感じたことは
コンサルタント、技術者、リスティング運用者、マーケッターなど
いろんな方がいらっしゃいましたが
同じGoogleアナリティクスを違う側面から濃い使い方をしている時
その一面に触れた際に、とんでもないおもしろいものが見えるんですね。
引き続きがんばって、濃い使い方をしていこうと自戒しました。
最後に、
そんな濃い面々をうまくまとめてしまう市嶋様と
場所としてAJITOをご提供していただいたECナビの皆様、
スピーカーの皆様
お忙しいところ、貴重なお時間をありがとうございました。
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