- 2012-01-30 (月) 7:00
- Google analytics | 内部SEO
ビッグワードの貢献内容を確認する方法
前回の記事で、
ビッグワードの評価を成果、貢献と確認する方法を取り上げさせて頂きましたが
では、貢献した場合は「どのように貢献したのか?」まで追うことができます。
まず、ビッグワードが成果に貢献したというのは
サイトにビッグワードで流入したにもかかわらず、
その時はサイトを離脱してしまい、
再度、別のキーワードや手段にて再訪問し
その後、成果に結びついたことを表します。
サイト運営側としては、
1度目のビッグワードでの流入にて、成果に結びついてほしいところですが
サービスの性質はもちろんのこと、ユーザーごとに目的やモチベーションの差があるため
1回目のビッグワードでの流入で離脱してしまうユーザーを防ぐことはできません。
そのようなユーザーの中で、サイトに再訪問し成果となったユーザーが
どのような手段や方法で再訪問し成果に結びついたかを把握することで
サイト改善における仮説をたてる際に役立てることができます。
今回もGoogleアナリティクスのマルチチャネルを使用いたします。
マルチチャネルでコンバージョンの経路を調べる
Googleアナリティクスのメニューで
コンバージョンのマルチチャネルの中にある
コンバージョン経路を使用いたします。

表示中のセグメント内にある「その他」を選択し
「キーワードパス」を選択します。

(クリックすると拡大表示します)
そして、調べるキーワードをアドバンスフィルタに入力し検索します。
今回は前回と同じく「seo 流入」をビッグワードと仮定して検索します。

(クリックすると拡大表示します)
すると、キーワードパスとして
再訪問した際のキーワードが表示されます。
上記に表示されている
①のケースですと、「seo 流入」というキーワードにてサイトに訪問し
その後「seo 流入 増やす」にて成果に結びついたということをあらわします。
②のケースですと、「seo 流入」というキーワードにてサイトに訪問し
その後「seo 流入 増やす」にて再訪問し離脱、
また「googleアナリティクスによる流入キーワード調査」で流入し離脱、
成果となった終点の流入はキーワードではないようです。
最後の「使用できません」を確認するには
セカンダリディメンションにて「参照元/メディアパス」を選択することで
検索エンジンでキーワードを入力してサイトに流入した以外の流入方法が確認できます。

②のケースだと(direct)/(none)になるので、お気に入りやExcel、
PCにインストールするメールソフトなどの参照元が追えないところから
流入したことが確認できます。
ビッグワードの貢献内容を確認する方法のまとめ
「seo 流入」というキーワードでは、2パターンの貢献内容を確認することができました。

ここからわかることは、どちらのパターンも
SEOでの流入を増やそうとしていたユーザーが成果になったということです。
「seo 流入」というキーワードだけでは、
SEOでの流入があるかどうかを調べたいユーザーなのか、
SEOでの流入がどのようなものなのかを知りたいユーザーなのか、
はたまた、今回のように流入数を増やしたいユーザーなのか、
想像の範疇を超えることはできません。
さらに、②のケースだと
Googleアナリティクスを使用し、
サイトに流入しているキーワードを調べることで
流入数を増やすための施策に役立てようとしていることが想像できます。
今回ビッグワードとしてとりあげた
「seo 流入」というキーワードでの貢献は
上記の2パターンしかありませんでした。
しかし、実際にビッグワードと呼ばれるキーワードでは、
多種多様な手段や方法での貢献があるかと思いますし
ビッグワード以外のキーワードでも
貢献に値するキーワードは数多く存在します。
そのようなキーワードの貢献内容を
マルチチャネルを使用し、態度変容を把握することで
ランディングページや動線を見直す時に思考する
仮説の精度を高めることが可能です。
認知や興味、検討などのユーザーが
流入するキーワードやランディングページにて
確認しておきたいところです。