- 2012-01-23 (月) 7:00
- Google analytics | 内部SEO
ビッグワードの評価を成果、貢献と確認するための2つの方法
ビッグワード。
SEOでは取り憑かれたように魔力のある言葉です。
リスティング広告では敬遠されがちの言葉でもあります。
誰が名付けたかはわかりませんが、
ビッグワードとは広く認知されているメジャーなキーワードのことをさし
検索エンジンでの検索数が多いため
自然検索では上位表示の競争が激しく、
検索連動型広告ではクリック単価が高騰しがちなキーワードです。
ビッグワードは“AISAS”でいうところの
Interest(興味・関心)に限りなく近いSearch(検索)になるため検索数も多いですが
Action(行動・購入)へのモチベーションが低くなりがちです。
ビッグワードに対してAction(行動・購入)に近く
モチベーションの高いとされるスモールワードは、
コンテンツさえ整っていれば、自然検索での流入も見込まれ
検索連動型広告においても費用対効果がよいとされます。
私自身は、ビッグワードに固執するタイプではなく
スモールワード部分で安定的に収益をあげて
成果をだしていくことをすすめるタイプですが
ときとしてビッグワードの威力に驚くこともあります。
今回は、そんなビッグワードの成果を
正しく評価するためにGoogleアナリティクスで調べる方法です。
SEO(自然検索)でのビッグワードの成果を調べる
Googleアナリティクスのメニューで
トラフィック内のオーガニック検索より
確認することができます。

確認したいキーワードをアドバンスフィルタに入力していただくと
キーワードを含んだ結果を確認することができます。
当blogにはビッグワードでの流入はないので
「seo 流入」という掛けあわせワードをビッグワードと見立てて調べてみます。

(クリックすると拡大表示します)
すると、訪問数が3でコンバージョン率が0でした。
本当にビッグワードと呼ばれるキーワードでは、
訪問数がとてつもなく大きな数字になっているかと思います。
「seo 流入」というキーワードをビッグワードとすると
このビッグワードは訪問数はあるが、
コンバージョンしない、つまり成果に結びつかないワードとして判断されてしまいます。
しかし、ビッグワードがInterest(興味・関心)にあたる検索クエリだと仮定すると
成果をあげたキーワードに貢献している可能性があります。
実際にビッグワードが成果に貢献しているのかを調べるには
Googleアナリティクスのマルチチャネルを使用します。
マルチチャネルでビッグワードの貢献を調べる
Googleアナリティクスのメニューで
コンバージョンのマルチチャネルの中にある
アシストコンバージョンより確認することができます。

アシストコンバージョンメニュー内で
表示中のセグメントにて「キーワードパス」を選択します。
そして、調べるキーワードをアドバンスフィルタに入力し検索します。

(クリックすると拡大表示します)
すると、「SEO 流入」にアシストコンバージョンが4ついており
成果に貢献していることがわかりました。
ビッグワードの評価を成果、貢献と確認するための2つの方法 まとめ
ビッグワードからの流入数は目を背けられないほど
強力な数なことが少なからずありますし
ブランディング力をあげることもできます。
しかし、ビッグワードのコンバージョン率に注目すると
サイト全体のコンバージョン率と比べると低い傾向が多いと思われます。
そんなとき、結局ビッグワードでの上位表示はなんだったの?とならないように
正しいキーワードの評価をしましょう。
(ビッグワードに限らず、どのキーワードの評価も大事ですが)
たかがビッグワード、されどビッグワード