Home > Google | Google SEO | 内部SEO > データベースでのマスタデータの持ち方は気をつけましょうというお話

データベースでのマスタデータの持ち方は気をつけましょうというお話


この記事の所要時間: 329

データベースでのマスタデータの持ち方は気をつけましょうというお話



先週、リニューアルしたサイトの成果を
検索エンジンで実際に各キーワードを検索し、インデックス更新状況を検索結果にて確認していたところ
おもしろいことに気づきましたのでPOSTします。

「ケ」と「ヶ」の処理って違うんですね





既知なのかもしれませんが、Googleは「ケ」と「ヶ」の取り扱いに差があるということです。
私としては「ケ」と「ヶ」は、どちらも同じ意味を表すものとして認識していたのですが、
検索結果のそれを見る限りどうやら違うように見受けられました。

こちらは「賃貸」と地名を掛け合わせキーワードとして検索した際の検索結果なのですが、
違う検索結果が返ってきております。

Google

「賃貸 つつじケ丘」


「賃貸 つつじヶ丘」


こちらはYahoo!

「賃貸 つつじケ丘」


「賃貸 つつじヶ丘」


※補足ですが施策しているキーワードではありません

ここで気づいた点が、もう1点あります。
もしかして「賃貸 つつじヶ丘」ではありませんか?
が、表示されています。



これは検索エンジン側の親切機能で、
「本当に調べたいものはこっちで、打ち間違えたんでしょ?」というありがたい機能なのですが、
「ケ」と「ヶ」は検索結果からもわかるように、違う意味のものをインデックスしています。
さらに問題になってくるのが、画像内に赤矢印でマークしました「つつじケ丘」の方です。

「tsutsujigaoka」いう地域ワードは東京の駅名と福岡の町名にそれぞれ存在し、
東京は「つつじヶ丘」駅、福岡には「つつじケ丘」という町名があります。
(あとあと調べたら茨城県にも、つつじケ丘駅がありました)

検索エンジン側が「つつじヶ丘」ではありませんか?としてしまうのは
福岡の「つつじケ丘」にとっては迷惑な話なのですが
事業者にとってきをつけなければいけないことは、データベースでのデータの持ち方です。

サイト内検索で、「ケ」と「ヶ」を同一文字として、
どちらの文字を使用しても部分一致として検索結果に抽出し、
ユーザビリティを高めることは可能ですが
データベースのデータの持ち方では、「ケ」と「ヶ」は別々に、
さらに正式名称で保有しておくことが望ましく思います。

もし、東京の「つつじヶ丘駅」を「つつじケ丘駅」と登録してしまうと、
将来的に福岡の「つつじケ丘」の検索結果と競争になってしまうかもしれません。

※Googleは検索結果をテキスト一致だけで生成しているわけではないですが、
テキストも一致させておいた方が無難です。

大概、マスタデータ提供会社より、データをいただき
そのまま使用するはずなので問題ない場合が多いかと思われますが、
いただいたデータを事業者側で加工し、データベースに格納している場合には注意が必要でしょう。

リスティング広告でも注意が必要


マスタデータ登録以外でも広告運用者が広告文、
説明文を入力するリスティング広告でも注意が必要です。

「中区」のように複数の政令指定都市に存在する地名では、地名部分以外の広告文、
説明文で補足したり、配信方法を指定することで差別化を計ること他ありませんが、
前述にありました「つつじヶ丘」のように正式名称自体が別れている場合は、
あらかじめ正式名称を調べておくことで様々な機会損失を防ぐことが可能です。

地名ワードって、ややこしい


地名ワードを幅広く扱い、「ケ」と「ヶ」や「が」などの地名がある際は、
念のためデータの保持の仕方とGoogleの検索結果を比べてみることが大事と思えました。

Googleアナリティクスの流入したキーワードを確認した際に、
自分の予想を超えるキーワードやどのような検索結果になるのだろう?と思ったキーワードに関しては、
実際にGoogle検索をしてみましょう。

もしかしたら、新しい発見があるかもしれません。

Home > Google | Google SEO | 内部SEO > データベースでのマスタデータの持ち方は気をつけましょうというお話

ad
ad
Get Adobe Flash playerPlugin by wpburn.com wordpress themes

Return to page top