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リーン・スタートアップを読みました


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今更ながら、「リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす」をしっかりと読みました。リーン・スタートアップ自体がトヨタにおけるリーン生産方式をモデルにしていることから、製造業に近いビジネスモデルに向いているかと思います。とはいえ、書籍内にモデル例として紹介されるようなネット企業でも十二分に活用できる内容ないかと思います。

ネット企業と大枠をくくっても、大きな工数をかけて大規模に売り切るタイプには向かず、日々の課題と改善を繰り返し、小さく速く施策を繰り返し行うことができるサイトに向いています。
ですので、必然的に大規模サイトより小規模サイトの方が取り入れやすいのがリーン・スタートアップかと思います。大規模サイトの改善体質として身につけることができれば、小規模サイトはひとたまりもないですが、大規模サイトには何かと弊害が多く、その辺りがスタートアップを代表するサイトゆえの戦い方かもしれません。

自身の仕事として経験したSEOとリスティング広告という仕事に照らし合わせると、SEOよりかはリスティング広告向けの考え方かなと感じます。(SEOをどこまでの範囲とするかによっても異なるかと思いますが…。)
理由としては、リスティング広告の方が圧倒的に仮説から検証、そして改善のサイクルを回しやすいからです。SEOでも不可能なことはないですが、設計段階から見直すSEOを行うとすると費用対効果より投資対効果として考えやすくあり、中々素早く小さく回し続けるといった施策や風土を気づくのは、一部のしっかりとした土台とデータを保有するサイトを除いては難しいように感じます。
アクセス解析の視点からは、行動しやすさ、わかりやすさ、チェックしやすさという、3つの『しやすさ』が非常に参考になり、今後も忘れないようにしておかなければならないなと感じた書籍でした。



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レバレッジメモ


・リーン・スタートアップ
サイクルタイムが極端に短く、顧客から望みを聞くわけではないが顧客の望みを中心とする、意思決定を科学的に行うといった特徴を持つ方法。

・イノベーション工場
市場でリードを保ち、先行利益が得られる期間が短くなった現在、安定した企業においても破壊的イノベーションへの投資は避けることが出来ない。

・必要なのは科学的な方法論
製品や機能、マーケティングキャンペーンもスタートアップが行うことはすべて、検証による学びを得るための実験だと考える。

・要となる仮説の段階をクリアする
スタートアップの成長のエンジンをコントロールする変数は、価値仮説と成長仮説をもとにチューニングする。成長のエンジンを始動する努力を繰返し、エンジンが回りはじめたらプロセスを繰り返してギアを順次あげていく。

・実用最小限の商品
従来の製品開発は完璧な製品をめざすが、実用最小限の商品は、目的が学びのプロセスになる。基礎となる事業仮説を検証するためのもの。

・スタートアップが始めに行う計測
現状を的確に計測し、評価で明らかになった厳しい現実を直視する。事業計画に記された理想に現実の数字を近づける方法が学べる実験を考案する。

・計測の価値、3つの「しやすさ」
行動しやすさ、わかりやすさ、チェックしやすさ。

・ピボット
製品、戦略、成長のエンジンに関する根本的な仮説を新たに策定し、それを検証できるコースに方向転換する。

・スタートアップにおける生産性
機能をいくつか生み出したかを測るものではなく、価値を生み出し成長を促進する事業や製品に対し、役に立つ努力ができているかどうかで測るもの。

・バッチサイズを小さくする
バッチサイズを小さくすれば構築、計画、学習のFBループを短い時間で回せる。顧客から素早く学ぶ。

・時間のために品質を犠牲にしてはならない
品質問題が発生し、見逃しているのであれば、その結果生じた欠陥によってスピードダウンしてしまう。前進を妨げ、貴重な資源を食い潰す原因が発生する。

・5回のなぜ
「なぜ」を5回繰り返すと、表面的な症状の裏に隠れた真因をつかむことができる。

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