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「ハンバーガーを待つ3分間」の値段―企画を見つける着眼術を読みました


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「ハンバーガーを待つ3分間」の値段―企画を見つける着眼術を読みました




『現象の反対語を答えなさい』



オススメをいただいて読み始めた書籍だったのですが、
見事に冒頭の一文で引き付けられた書籍でした。
この書籍は、発想の転換方法や転換する上での考え方、コツなどを
思考させられる書籍でした。



書籍名の「ハンバーガーを待つ3分間」の値段にもあるようにハンバーガーを買う上では、
短くても長くても待ち時間という、時間を必要とします。
そして、時間はお金に換算することができます。
人は、お金を無駄に消費したくないため、待ち時間を嫌います。

しかし、多くの人にとっては苦痛で退屈な行列の待ち時間も、
仕組み次第では「待つ楽しさ」に変えることができたり、
「待ち時間」が「持ち時間」に変えることができます。

普段、過ごしている中で、そこにあるモノやコトは、
さも当たり前のように無意識の中で存在し、感じているのことなのかもしれませんが、
ふと視点を変えてみたりすることで、違った側面を見ることができるのではないでしょうか。

その視点を変えるということは、発想を転換させることが必要になりますが、
普段から様々なモノやコトに興味を持たないかぎり、
中々発想というのは転換できないのではないかと感じます。
では、どのようなことを考えていればいいのか、というヒントが
たくさん散りばめられた書籍でした。

冒頭にあった、現象の反対語は「本質」だそうです。
中学受験での問題ということが驚きです。
小学生の時と比べると、何かと疑問を持つことが減ってきている今日ですが、
Whyを繰り返すことで少しでも本質に近づくことができればと感じました。


レバレッジメモ

・情報は耳から(言葉で)入ってくる
現象は「もや」のようなものでしかない。ひとたび言葉になった途端、伝達可能になる。
しかし、誰かの視点で形容されることで主観が混じる。

・名前のついていないもの
言葉を手に入れることで、形や重さのないものも取り扱えるようになったが、
そのせいで既に名前のついているものや形あるものに引っ張られすぎて、
まだ名前のついていない大切なことに盲目になってしまいがち。

・反対側の風景
人間というのは目に見えるものに引っ張られるせいで、
目の前に広がる風景がすべてだと思ってしまう。

・事実と真実
事実は、合意のもとで成り立っており、いつか終わってしまうかもしれないということ。
合意した人数と経過時間が多ければ信憑性が高まるが
普遍的な真実かどうかはわからない。
事実とは、絶対的なものではなく、多くの人間たちの努力によって守られているもの。

・値段はものの価値まで変えてしまう
知らず知らずのうちに値段でものの格付けをしてしまう習慣がある。
常識にとりつかれすぎて、そうなっている根拠すら知らない自分がいる。

・ゲームの資産価値
ブランド評価式に基づくならば、
ルールを知っているファンが多ければ多いほどそのゲームの価値は高いことになる。
ソフトウェア企業の資産価値は、実はここにあり、付加価値というものはすべて、
モノではなく人間の側にその受け皿があるかないかで決まるものではないか。

・人間の補完能力
私たちのコミュニケーションは、すべて省略の上に成立している。
この省略のおかげで会話はスムーズに流れ、ジョークの質は上がり、
それと比例して部外者には疎外感を与える。

・感受性と芸術性
情報から解釈する力を一般的に感受性と呼び、これを利用して
より少ない情報量でメッセージを伝える作品の力を芸術性と呼ぶ。
この両者側かみあったときはじめてコミュニケーションという目的が達成される。
しかし、無限の情報源から何を受けとるかはおのずと受け手のIQに比例する。

・正確とリアル
人間がひとつの目的をもったとき、必ずしも「情報量が多いこと」がリアルとはならない。
どんなに大容量の処理ができるようになったとしても
人間の思考に入り込んで、補完され増幅されないかぎり、大した影響力を持たない。
画面の上に投影されただけの情報は、あまり価値を持たない。

・ファーストフードの意味
「早い、安い、うまい」のファーストフードに寄せられている信頼は
品切れ時に無理やり手を尽くしてハンバーガーを作ってくれることではなく、
「あきらめる」という選択肢も一緒に提示してくれること。
本当のサービス度とは客に選択肢を与えること。

・選択する権利
情報というのは、受け手に「より有利な未来を選択する権利」を与えるもの。
何ら選択肢が与えられていないものは情報とは言わずに通告とか通達、宣告になる。
選択肢が与えられず、ただ宣告された側は、運命を受け入れるしかなくなる。

・情報の賞味期限
選択する対象というものは、未来でなければならない。
選択が可能なところに配置されていないと同じ情報でも価値が半減してしまう。
ちょっとした配慮によって、通達とか通告といった冷たいものが
情報というホスピタリティーに変化する。

・インターフェイスは、誘導すべき道を形にしたもの
「こう使われるべきだ」という提供者の意図を示す役割を担っている。
わざと「何かをできなくすること」で、提供者にとって芳しくない事象からユーザーを遠ざけることができる。
インターフェイスとは意思表示。

・新分野というもの
比較するものがないものを説明するのは困難。
浸透するまでに大変なエネルギーを要する。
しかし、それが一度認識されてしまうとスタンダードとして大きな力になる。

・マニュアルは必要悪
分厚いマニュアルは、ユーザーに恐怖感を与える。
マニュアルが簡略化できれば、ユーザーの精神的、時間的な負担を減らすことができる。
広告の伝達率にも、その好影響は及ぶ。

・増幅する引力
ひとつひとつは味気ないデータでも、
ある秩序で一定量以上に統一されたフォーマットがたくさんのデータで埋められると、
次元の異なる引力を持ち始める。

・情報と広告の関係
消費者が念頭においているものとは異なる価値と出会わせること、
つまり「予期せぬ発見」が広告本来の目的になる。
その出会いをどれだけ作っていけるかが広告効果となる。
人は知らず知らずのうちに比較し、品定めをし、いつしかやり取りを始める。
フォーマットに則していると広告は情報となり始め、
逆にフォーマットに則していないものは不純物に見えてしまう。

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